コラム COLUMN

書籍の紹介 「はじめての企業価値評価(日経文庫)」

更新日 : 2016.06.20

企業価値評価の基本書を紹介します。「はじめての企業価値評価(日経文庫)」 砂川伸幸、笠原真人 日本経済新聞出版社(2015年)です。基礎編から始めてFCFと資本コスト、DCF法、外国が絡む評価、そして企業価値評価の実践と検証と、文庫版の割には大変読み応えがあります。日本企業のWACCの分布グラフの引用は貴重なデータです。金利平価、期央調整、SWOT分析等、4月に紹介した「図解でわかる・・・」では触れられていない内容も盛り込まれています。また具体的な数値を用いた計算例が出てきます。大学の経営学部や社会人MBAの講義を見据えたものですが、内容は大変濃いものです。

「はじめての企業価値評価(日経文庫)」 砂川伸幸・笠原真人著
日本経済新聞出版社(2015年)