コラム COLUMN

書籍の紹介 「ロイヤルティ料率データハンドブック」

更新日 : 2016.08.05

今日紹介する本は、「ロイヤルティ料率データハンドブック~特許権・商標権・プログラム著作権・技術ノウハウ~」(現代産業選書―知的財産実務シリーズ)  経済産業省経済産業政策局知的財産政策室 編、経済産業調査会(2010)です。

知的財産は定量的な経済的価値の評価が難しいのですが、経済産業省は知的財産価値評価手法の確立に向けてロイヤルティ免除法に着目してきました。しかし、当時ロイヤルティ料率の情報をまとめたものが、「実施料率 [第5版] 技術契約のためのデータブック」(2003)しかなかったために、データの更新に対するニーズが多くありました。そうしたなか、2010年3月に、平成21年度特許庁産業財産権制度問題調査研究報告書「知的財産の価値評価を踏まえた特許等の活用の在り方に関する調査研究~知的財産(資産)価値及びロイヤルティ料率に関する実態把握~」が刊行されました。これについては先週紹介したとおりです。この報告書のうち、ロイヤルティ料率について記述している本編II・III及び資料編IIIをまとめて示すとともに、WIPO(世界知的所有権機関)が設定したIPC(国際特許分類)を基準に作成された技術分類に従って新たに分析した結果を付け加えて、1冊の書籍にしたものが本書です。上述の報告書と内容は同じではありますが、1冊にまとまっているので、ロイヤルティ免除法を用いて知的財産価値評価を行なうには非常に便利で重宝します。

 

「ロイヤルティ料率データハンドブック~特許権・商標権・プログラム著作権・技術ノウハウ~」    経済産業省経済産業政策局知的財産政策室 編、経済産業調査会(2010)