コラム COLUMN

書籍の紹介 「知財戦略のススメ 」

更新日 : 2017.05.08

今日紹介する本は、「知財戦略のススメ コモディティ化する時代に競争優位を築く」鮫島正洋・小林 誠 共著 日経BP社 (2016年)です。小説・ドラマの「下町ロケット」の弁護士のモデルとなったと言われる鮫島弁護士・弁理士と、デロイト トーマツ系列の知財会計コンサルタントである小林氏が、知財戦略と経営戦略をリンクさせて効果的に活用するための方策を解説しています。

興味のある点や項目のみを挙げておきます。
・技術は必ずコモディティ化して特許を単に多く保有しただけでは市場でのシェアを維持できないこと、
・知財のオープン&クローズ戦略の事例とその戦略、
・パテントトロールの実態とそれに対する対策、
・知財の取引と訴訟の動向、
・知財戦略としてのM&A、
・知財の経済的価値、
・外国特許出願の方法と戦略、
・グローバルな視野からの知財管理(移転価格税制)

盛りだくさんの内容ですが、平易に解説されていますので読みやすいです。技術のコモディティ化、オープン&クローズのメリットとリスク、必須特許とは何かについて、著者の一通りの考え方をつかむことができ、大変有意義です。

「知財戦略のススメ コモディティ化する時代に競争優位を築く」 鮫島正洋・小林 誠 共著 日経BP社 (2016年)