コラム COLUMN

日本弁理士会知的財産経営センター主催の研修会に参加しました

更新日 : 2017.07.14

日本弁理士会知的財産経営センター主催の研修会「金融リテラシーを高めよう!!」に参加しました。1件目はMUFGの上野氏による「知財と金融 知財ビジネス評価書事業について」、2件目は日本動産鑑定会長の森氏による「知財を切り口とした融資~事業性評価融資の動き~」でした。
1件目は例の知財ビジネス評価書の紹介でした。講義後、「無料提供期間の終了後の対応はどうなるのか?」という質問がありました。金融機関が何十万というコストをすべてのクライアント企業に出すのは無理なことなので、、金融機関も無料期間終了を見据えて、小さい案件は職員が自前で組織的に取り組めるようにしていくことを考えているとのことでした。その一環として、JPaltPatの研修とかを考えているようです。
2件目では、取引先企業の事業性をしっかり評価し、資金繰り難の解消や事業再生、事業承継、成長支援等で実績を積み上げる「進んでいる金融機関」の見分け方についての話が興味深いです。知財ビジネス評価書とはあまり関係がなかったです。必要運転資金、いわゆるつなぎ資金まで長期運転資金の名目で証書貸付をする銀行は、中小企業の資金繰り困難化をもたらすので、よくないのだそうである。