コラム COLUMN

IPランドスケープにおける市場情報データベースの活用

更新日 : 2019.04.10

昨日は知的財産教育協会主催の「知的財産アナリスト認定講座特別セミナー」に行ってきました。テーマは 『IPランドスケープにおける市場情報データベース活用法』です。

IPランドスケープとは、大まかに言えば、知的財産情報を経営に活かすことを目指して「知財と経営を橋渡しする」ことです。そのためには、知的財産情報だけではなく、当該業界の「マーケット情報」を入手して将来の市場環境を分析したり競合相手に対する戦略を練ることが必須です。しかし、それらは世の中に広く断片的に存在しているため、必要なものだけを集めることは大変な作業となります。みなさんもGoogleなどの検索エンジンを用いたり、各種業界・企業調査レポートを利用したりしていることと思います。

今回のセミナーでは、株式会社ユーザベースの「SPEEDA」(スピーダ)という企業・業界情報データベースの紹介がありました。最近、企業の企画開発部門や知的財産部門で導入が進んでいるとのことです。産業分析レポート、企業の財務・非財務情報、ビジネスニュース、主要各国統計データ、M&A実績情報などの世界中のビジネス情報をワンストップで提供するツールなのだそうです。検索エンジンを用いると広告等の余分な情報が入ってきてしまうのに対して、このプラットフォームはユーザーインターフェースが使いやすく、マーケット・ビジネス情報や、技術・知財情報を直接WORDやEXCELなどにダウンロードできるので、検索の工数を削減でき市場ビジネスの把握と分析が容易に行えるとのことでした。